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みなみレポ寄せ集め

みなみレポ

戦闘レポ①~The war of 蛾~

8月4日午後2時、アイスと昼食を食べて意気揚々と帰ってきたみなみは駐輪場の惨状に目を奪われた。
壁に張り付く蛾、地面に落ちた蛾の死骸からはみ出る卵、蛾の羽のようなもの。世はまさに蛾の天下であった。
蛾に攻撃されること3回、室内に侵入されること1回、みなみはもう我慢の限界である。蛾の駆逐を決意した。
駐輪所からツルハに向かい、殺虫剤を購入しようとするも何と蛾に効きそうな殺虫剤が売っていない。
850円の殺虫用冷却スプレーを買う勇気も財力も無い。早くも計画に暗雲が立ち込めた。
とりあえず部屋に戻り、有り合わせのものでどうにかしようと試みる。
Twitterで蛾に噴射するものを募集し、紆余曲折ありヘアスプレー(ハード)とキッチン泡ハイターを噴射することにした。
蛾の死骸からはみ出た卵は蝋燭とマッチとチャッカマンで燃やすことにした。
蛾と不用意な接触があってはならない。長ズボンのジャージを履き、長袖の上着を着、マスクをする。これで準備は整った。
防具代わりのビニール傘も持ち、いざ出陣である。みなみは寮のドアを開けた。暑い。みなみは上着を脱いだ。
まずは動き回る生体から駆逐する。自主的にキッチンの掃除をすることの多いみなみはキッチン泡ハイターの扱いには自信がある。
とりあえず壁面に張り付く蛾にこれを噴射することにした。
1射目。蛾の右半身に命中。蛾は壁面から落下した。
どうやら泡が羽に絡みついて飛ぶ力を奪ったようであった。
2射目。地に落ちた蛾に狙いを定めることなど容易。蛾の頭に命中した。
脚をばたつかせて蛾がもがく。
3射目。念には念を入れ蛾の左半身も泡で覆う。
蛾は僅かに脚を動かすばかりでその場から動かなくなった。
アルカリ性の泡で全身を覆われた蛾など長くはなかろう。一旦その蛾を放置して、別の蛾を駆逐することにした。
みなみは次の個体目掛けヘアスプレーを構えた。
防具代わりの傘を構え、噴射。確かに命中したのだが、蛾は動く気配がない。
もう少し距離を縮め、至近距離から噴射。蛾が動いた。
ハードタイプのヘアスプレーだったので多少は蛾の動きを奪うかと期待したが、蛾は意にも介さずこちらに向かってきた。
傘を身体前面に構え、モンハンで鍛えた回避スキルで蛾から身を守ることに成功した。蛾は地面に落ちた。
とりあえずキッチン泡ハイターを噴射しておいた。
マスク越しに塩素の匂いが漂う。泡ハイターの短所はこの匂いなのではないかと思いつつ、卵の駆逐へとフェーズを移行した。
卵は燃やす。それが一番確実な手段だと思っていた。
一番初めに泡ハイターで駆逐した個体の上に焚火の要領でマッチを乗せ、点火。
一気に燃え上がるかと思いきや泡の水分で火が消えた。考えてみれば当たり前のことである。
マッチを4本消費したところでみなみは悟り、黙ってマッチを処分した。
次は蛾の死骸からはみ出た卵に狙いを定め、持参した蝋燭に火をつけた。
蝋燭を傾け、蝋を卵に垂らしつつ燃やす。そのはずだった。
蝋燭を傾けた瞬間火が消えた。そう、ここは屋外。風が火を消してしまったのだ。
再びマッチと蝋燭を駆使し、卵の息の根を止めようとするも、火はすぐに消えてしまう。
身体を張って風から守っても少し燃焼時間が長くなった程度であった。何とも親不孝な火である。
どうにか卵全体を焦がすことに成功した時には15分が経過していた。
まだまだ卵はあったものの、これ以上屋外にいたくない、部屋でモンハンをやりたいという思いがみなみを4階の自室へと押し上げた。
手からはほんのり塩素の匂いが漂っていた。


今回使用した武器の評価

<キッチン泡ハイター>
蛾の動きを奪い、息の根を止めることができる優れもの。
しかし、匂いがキツい上にほとんど液体なので室内での使用は難しい。
安価。

<ヘアスプレー(ハード)>
全く役に立たない。固められるのは髪の毛だけ。